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価値観の共有はデジタルコミュニケーションだけではまかなえない

  • 2017.3.17

4月は環境が変わる時期

4月と言えばお花見のシーズン。東京だと上野公園の桜並木が有名みたいですね。筆者の住む関西は大阪城や造幣局の桜が有名ですが、関東の桜も一度は見てみたいなぁと思っています。

また、この時期は新入社員が入ってくる時期でもあります。昨今の若者は、とかく「草食系」、「ゆとり世代」という大きなくくりで表現されます。そして、年輩の社員たちは、そんな若者に物足りなさを感じている、というニュースをよく耳にします。

実際、筆者の会社でも「昔に比べると、今の若い人はおとなしい」というような意見がちらほら聞こえてきます。しかし、同じ組織で一緒に仕事をするということは、性格や性質の如何にかかわらず、少し大げさな表現かもしれませんが“同じ釜の飯を食う仲間”とも言えるわけです。

最近では、ジェンダーやダイバーシティの議論が花盛りですが、まずは「世代」という最も身近な差を受け入れなければ、その先にある性別や国籍といった問題に取組むには時間がかかるでしょう。

昭和世代にしか受けない「飲みにけーしょん」

「飲みにけーしょん」。世間で言う「ゆとり世代」の一期生にあたる筆者にとって、おやじギャグといいますか昭和臭のするこの響きは、口に出すことすら恥ずかしいと感じていました。しかし、CSR担当となった今、改めてこの言葉の持つ力を見直したいと思っています。なぜなら、コミュニケーションは組織運営の要であり、筆者らはそれを推進する立場にあるわけで他人事ではないのです。

人というのは、誰しも最初から打ち解けて話ができるものではありません。ですから、互いの敷居を低くして、お互いのことを理解するために歓迎会や懇親会があるのでしょう。お酒の力を借りて饒舌になる人もいるでしょうし、少々の失言もお酒のせいにすれば許されます。細かなことなどはたいてい記憶に残っていないこともしばしば。残るのは、『共に時間を過ごした』という事実と楽しかった印象、それと今まで以上に近くなったお互いの距離感です。

へべれけ共同体のすすめ

以前、筆者が大手建設機械メーカーの人事の方の講演を聴いたときのことです。その中で、「たとえ言葉が通じない相手でも、共にお酒を飲めばその次の日にはぐっと距離が縮まっている。なんだかんだ言っても『へべれけ』こそが人と人とをつなぐ早道だ」という話がありました。

そこで筆者は、「世界に名だたる企業といえどもやってることは案外原始的だなぁ」と思うのと同時に、コミュニケーションの“過程”が重要なのは世界共通のことだ、ということを実感しました。恐らくこれは、世代を越えても通ずる論理です。

自分をさらけだす準備をしておきましょう

新年度は人の異動や転属などで、新たな人間関係を作っていく時期です。まさに「へべれけ」が猛威を振るう時期ともいえるわけです。この時期、満開の桜とお酒の力を借りて、一気に距離を縮めてみてはどうでしょうか。ただし、セクハラ、パワハラには要注意!
 
また、飲み方については各国それぞれでルールがあるようなので、複数の国籍の人たちが同席する場合は、それぞれのルールや文化を理解しておくことをお忘れなきよう。また、新入社員など社会人1年生には、各組織での飲み会におけるルールを(暗黙のルールも含めて)、あらかじめ教えておいてあげてくださいね。

寄稿:Takada Yuriko

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執筆者:ブログ編集部
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