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【第15回】CSRコミュニケーションの1年を振り返る

  • 2017.12.25

CSRコミュニケーション協会のプロボノを務めます猪又です。このブログでは、「CSRデジタルコミュニケーション入門」に書かれている内容の補足や分量的に追加できなかった内容を含めて、日々感じたCSRコミュニケーションについてお伝えします。

昨日のクリスマスイブは楽しかったですか?今日はクリスマスですね。関係ありませんが、明日が私の誕生日なんですが、この時期は自分自身の1年間を振り返るようにしています。前回のブログで書きましたが、2018年1月発表予定の「第2回 CSRコンテンツ充実度調査」に向けて、私もJPX日経インデックス400の上場企業の約400社のCSRサイトを全て拝見して評価をさせて頂きました。おそらく、400社のCSRサイトを見ている人は、安藤理事長と私以外にいないのではないでしょうか(笑)

結果については、他の評価者との総合点になりますので、私の評価だけでは決まりませんが、今月は、CSRコミュニケーションについて1年間を振り返ってみたいと思います。

企業のCSRサイトは確実に充実してきている

昨年もこの時期にコンテンツ充実度調査をしていたのですが、今回、調査をして感じたのは、各社のCSRサイトが確実にレベルアップしているような印象を持ちました。各企業のレベルが上がることは、もともと私たちのミッションである「CSRコミュニケーションをアップデートする」を掲げているので大変嬉しく思っております。多少なりとも、私たちの本や、協会のランキングなどの影響があったのかなって。おそらく、最近、連日マスコミを騒がせているESG投資を重視する企業が増えてきたことが大きな要因だとは思いますが。

ただ、一生懸命に取り組む企業がある一方、全く取り組んでいない企業も多かったのは大変残念です。総評にはついては、安藤理事からあるので、そちらに譲るとして、個人的には、PDF版にリンクを貼ってそれだけで済ましている企業もまだ多くいることは残念でした。明らかに、コストを抑えたいというのがひしひしと伝わってきてしまいますよね

ターゲットは絞った方がいいのか?

今回、評価をしていて悩ましく思ったのが私が個人的にいいなと思うサイトと評価が高いサイトは、少し違うということです。最近、テレビ番組でも漫才の王座を決める番組をやっていますが、皆さんも経験があるかと思いますが、必ずしも自分が思いっきり笑えた芸人と、プロの評価が高い芸人は全く違うってことありませんか?当たり前ですが、CSRサイトも好き嫌いであって、万人受けするタイプのサイトもあれば、コアなターゲットが好きなサイトもあるわけです。そう考えてみると、ランキングはあくまでもマルチステークホルダーを考慮した評価なんだと思います。来年の発表以降でないと、どこのサイトが好きかはお伝えできませんが、ある会社のサイトは、個人的にはとても気にいったサイトがありました。ただ、総合評価でいうと下がってしまうんです。残念。

まとめ

今回は、今年1年間の総まとめとして、CSRコミュニケーションを振り返ってみました。

来年、1月にコンテンツ充実度調査のランキングが発表されますが、是非、CSR担当者は自社のサイトと比較する際の参考にしてください。また、環境やCSRに全く縁がない方は、あ~、そういうランキングもあるんだねって感じでみてもらえるといいんじゃないでしょうか。もし、何かデジタルコミュニケーションで気になることがあれば、是非、当協会へお問い合わせ頂ければと思います。

そして、来年はCCAとしても新しくチャレンジングな取り組みをしていく予定ですので、是非お楽しみにしてください!今年1年拙い文章にお付き合いくださりありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

※本投稿は個人の見解であり所属する組織・団体を代表するものではありません。

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執筆者:猪又 陽一

早稲田大学理工学部卒業後、ベネッセコーポレーション入社。その後、外資系ネットベンチャーやリクルートエージェント等で新規事業立ち上げ後、現在、環境・CSR分野におけるコンサルティング会社で法人企業への教育などを担当としている。著書:『CSRデジタルコミュニケーション入門』(インプレスR&D、共著)

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