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今後のCSRコンテンツ調査に向けて

  • 2017.11.2

今後のCSRコンテンツ調査

現在、2018年1月発表に向けて「第2回 CSRコンテンツ充実度調査」を実施中です。今回も面白いデータが集まりそうです。

さて、当協会が直近1年に実施した調査が以下の3つです。

CSRサイト総合評価「CSRコンテンツ充実度ランキング2017」
マルチステークホルダー評価「CSRモバイルサイト・アワード2017」
ウェブエンゲージメント評価「CSRエンゲージメント・ランキング2017」

それぞれ特徴のある調査(共同調査含む)だと思います。少なくとも、過去に誰も行わなかった調査ですので、報告書を中心に情報開示をし、これからウェブサイトも作り込んでいくという多くのCSR担当者のヒントになっていると自負しています。

今回の「第2回 CSRコンテンツ充実度調査」は前回と異なり、10月発表の「CSRモバイルサイト調査」で採用した「マルチ・ステークホルダー・プロセス」による、コンテンツ評価を行っています。

CSRの専門家および評価機関で企業の情報開示(主にCSR関連報告書)を調べる、もしくは調査票に回答してもらうということはよくあるのですが、CSRのオペレーション上最も重要なのはステークホルダーです。ですので、コンテンツ自体も企業のステークホルダーとなりうる様々な立場(大学生、NPO、CSR担当者、ウェブマーケターなど)の方に評価してもらったほうが、より現実味のある調査および結果になるはずだろうという仮定で進めています。

もちろん、世の中の調査に“すべての人が納得する結果”がでるものはないので、毎度ブラッシュアップしながら、よりコンセプトを突き詰め成果を最大化する努力は継続しなければなりません。CSRコンテンツの「マルチ・ステークホルダー・プロセス」が思ったように機能しないのであれば、次からは専門家のみによる評価というのも検討が必要となります。

そんな形で試行錯誤しながらも調査は今も続いており、今のところでは、予定通り2018年1月中にニュースリリースを発表できると思います。

CSRコンテンツ調査の意義

当協会を立ち上げて2期目なので、まだまだ調査データやノウハウがあまりありませんが、今後、このような調査を地道に実施していき、定性的な方向性も見えてくると、より企業評価としての価値につながるのかなと思います。またこれらが基礎データや事例となり、他の団体が新しい調査・研究をすることになれば、日本でのCSRウェブコンテンツの未来も明るいでしょう。

しかしながら、基礎調査といいますか、CSRのウェブコンテンツ(ウェブサイト)の評価は、実施してみたものの、先進的すぎる取り組みであり、実際にとても意義のあるものかというと、なかなか難しい側面もあります。ステークホルダー・エンゲージメントの実務レベルでは、インターネットは非常に重要なカテゴリであることは間違いありませんので、当協会も投資の意味を含めて継続してやっていきます。

我々のメンバーで「CSRデジタルコミュニケーション入門」という書籍を出していますが、国内のこの領域はまだまだ事例も少ないしほとんどの企業が対応できていません。

CSRもCSRウェブコンテンツ運用も支援実績が豊富な人は、日本に10人いないと思います。(“知ったかぶり”な方はたくさんいますが)ただのウェブマーケティングの知識だけで語れるほど、CSRウェブコンテンツ運用は甘くないぞ、と。

この領域は専門でもありますし、また、今後もより専門性を高めていき、当協会の会員企業を中心に、様々な企業の「CSRコミュニケーションをアップデートする」というミッション通りの実務をこなしていこうと思います。

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執筆者:安藤 光展

CSRコンサルタント
専門はCSR領域のコミュニケーション、ステークホルダー・エンゲージメント、企業評価。著書は『CSRデジタルコミュニケーション入門』、『この数字で世界経済のことが10倍わかる〜経済のモノサシと社会のモノサシ』など。2009年よりブログ『CSRのその先へ』運営。大学卒業後、インターネット系広告代理店などを経て2008年に独立。以降、企業のCSR/社会貢献領域のコンサルティング業務を中心に活動中。1981年長野県生まれ。

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