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ウェブエンゲージメント評価「CSRエンゲージメント・ランキング2017」を発表しました

  • 2017.10.17

CSRエンゲージメント調査

CSRコミュニケーションの調査・アドバイザリーを行っている一般社団法人 CSRコミュニケーション協会(代表理事:安藤光展、以下・当協会)は、CSV(共通価値の創造)のマーケティング支援を行う株式会社エンゲージメント・ファースト(代表取締役社長:原 裕)と共同で、国内大手企業におけるCSRウェブコンテンツ充実度とCSRエンゲージメント・レベルを総合調査した「CSRエンゲージメント調査」(以下、本調査)を実施し、総合評価による格付け「CSRエンゲージメント・ランキング2017」(以下・本ランキング)を本日発表しましたのでお知らせします。本調査は、日本で初めてCSRウェブコンテンツの想定読者(ステークホルダー)としてエンドユーザーにフォーカスし、CSRコンテンツを使ったエンゲージメント・レベルを調査したものです。

ランキング・トップ20

1、ヤフー(総合点数:188点)
2、キヤノン(184)
3、伊藤忠商事(182)
4、トヨタ自動車(180)
5、大和ハウス工業(178)
5、オムロン(178)
7、ソフトバンクグループ(176)
8、りそなホールディングス(170)
9、本田技研工業(166)
10、エヌ・ティ・ティ・データ(164)
11、SOMPOホールディングス(162)
12、資生堂(158)
13、国際石油開発帝石(142)
13、NTTドコモ(142)
15、小松製作所(138)
15、三菱重工業(138)
15、三菱電機(138)
15、リコー(138)
19、武田薬品工業(136)
20、富士通(134)
※満点は「200点」

結果概要

(1)エンドユーザーにわかりやすいCSRコンテンツがある企業は「16%」
エンドユーザー向けもしくはCSRの前提知識がなくても理解できるであろうコンテンツがある企業は「16%(64社)」でした。CSRカテゴリは専門用語や難解な概念が多いので、単にCSR関連情報を開示しているだけではなく、より多くのステークホルダーに理解されるよう工夫が必要なのですが、ほとんどの企業ができていないという結果でした。

(2)共感を共有できる仕組みがある企業は「14%」
シェアボタンや共感を共有できるコンテンツ構成の企業は「14%(57社)」でした。エンドユーザーがコンテンツを読んで“リアクションできる仕組み”がなければエンゲージメントは成立しません。CSRの各種国際ガイドライン(※1)でもステークホルダー・エンゲージメントはCSR活動において非常に重要とされており、早急な対応が望まれます。

(3)CSRウェブコンテンツのスマホ対応は「50%」以下
今やインターネットアクセスの多くがスマートフォン端末からとなっています(※2)。そのためエンドユーザーを想定読者とする本調査ではCSRウェブコンテンツのスマホ端末表示の対応度を重視しました。全体としては、おおよそ、上位25%が対応済み、続く25%がトップページのみなど最低限対応済み、下位50%は対応していないもしくはCSRコンテンツそのものがない、という結果でした。

※1:ISO26000、GRIスタンダード、など
※2:LINE「インターネットの利用環境 定点調査(2017年上期)」(2017年7月)

実施概要/評価方法

本調査は一般社団法人CSRコミュニケーション協会と、株式会社エンゲージメント・ファーストによる共同調査です。調査期間は「2017年7月1日〜2017年9月30日」。調査対象は「JPX日経インデックス400(2017年7月1日時点、398社)」。評価項目は「コーポレートサイトおよび特設CSRウェブコンテンツ」です。

本ランキングの基礎データは、CSRコミュニケーション協会による調査「CSRモバイルサイト調査2017」のデータを利用。基礎データにエンゲージメントに関する項目となる「エンドユーザー視点」と「共感を共有できる仕組み」を軸にした評価点を追加し、コンテンツ充実度とエンゲージメント・レベルを調査しました。

コンテンツ充実度は、ユーザビリティも重視した「モバイル対応度」「戦略/方針」「企業情報」「目標・目的」「活動内容」「ブランドイメージ」「ステークホルダー視点」「ナビゲーション」「デザイン」「ユーザビリティ」の10項目で実施。これらの基礎評価を軸として、エンドユーザーとのエンゲージメント起点となる対応度を調査。

今回調査した「CSRウェブコンテンツ」とは、「企業のCSRおよび社会・環境領域について説明されたコンテンツ・ページ」と定義します。環境に関する単独ページは調査対象ですが、コーポレート・ガバナンスに関する単独ページは、調査対象外としました。

CSRコミュニケーション協会について

一般社団法人CSRコミュニケーション協会は、「CSRコミュニケーションをアップデートする」をスローガンにCSRコミュニケーションに関する調査・アドバイザリー事業を通じ、CSRコミュニケーションの品質向上支援および啓発・普及・促進を行い、健全で持続可能な社会経済の発展に貢献する活動を行っています。

エンゲージメント・ファーストについて

株式会社 エンゲージメント・ファーストは、「意義あるよい事(SocialGood)」を、企業やファンや生活者等の顧客、関係者との共創(=エンゲージメント・マーケティング)により、マーケティング革新を起こし、社会課題の解決とビジネス目標の達成を実現します。株式会社メンバーズ子会社、2012年10月設立。
URL:http://engagement1st.com/

本件に関するお問合せ

ご意見・ご質問などは下記までお問い合わせください。なお、本調査に関する「詳細分析レポート」は、当協会の正会員(企業会員)にのみ配布しています。21位以下の総合順位、コンテンツ運用の傾向と対策、各項目の詳細解説、ベストプラクティス、などが掲載されています。正会員登録に関するご質問にお問合せも、下記よりお願いいたします。
問合せフォーム:http://csr-ca.net/contact

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執筆者:ブログ編集部
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