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【第11回】CSRコミュニケーションで有効なメディアは?

  • 2017.8.31

CSRコミュニケーション協会のアドバイザーを務めます猪又です。このブログでは、「CSRデジタルコミュニケーション入門」に書かれている内容の補足や分量的に追加できなかった内容を含めて、日々感じたCSRコミュニケーションについてお伝えします。

8/19日に日本経済新聞の朝刊を読んでいたら、日本のSNSで世代交代がじわりと進んでいるとのこと。フェイスブックの利用者が高齢化し若者離れが進み、逆に若者はインスタグラムとツイッターが人気があるそうです。かくなる私もフェイスブックをやっていますが、確かに私の周りの中高年の方々も結構写真アップが多いです(笑)。昨年、本を出版したときには少なかったのに~。最近の若者は、ドイツ発祥の短文投稿サイト「マストドン」の人気もあるらしいです。知らなかった・・・。私も時代の波に遅れないように・・・・。今月は、CSRデジタルコミュニケーション入門でも説明しましたCSRコミュニケーションにおけるメディアについて改めて振り返ってみたいと思います。

改めてトリプルメディアとは?

すでに「CSRデジタルコミュニケーション入門」を購入された方には繰り返しになりますが、トリプルメディアとは、以下の通りです。最近あまり言われなくなってきましたが(笑)

買うメディア paid media

・・・専門ウェブ・専門誌・テレビ・雑誌・新聞・折り込みチラシ等

所有するメディア owned media

・・・CSRレポート・企業ホームページ・会員組織・企業ブログ・自社店舗・メルマガ・自社コミュニティ等

 評判を得るメディア earned media

・・・Line(6,600万人)・Twitter(4,000万人)・Facebook(2,700万人)・インスタグラム(1,600万人)、You Tube・掲示板・SNS・ソーシャル性メディア 等 ※カッコ内は国内月間ユーザー数

主に、下の図のように分けられます。

評判を得るメディアのSNS

CSRコミュニケーションの基本戦略

通常であれば、下記のようなコミュニケーション戦略で進めるはずです。

  1. 買うメディアで認知を広げる
  2. 所有するメディアや評判を得るメディアでステークホルダー(取引先、消費者など)のアクセス数や「いいね」数、フォローワー数などを増やすことで信用を得る
  3. 1と2を繰り返し徐々に認知と信用を拡大させる

特に、私の記事「CSRコミュニケーションは本当に必要なのか?」でもお伝えしましたが、やはり、CSRコンテンツは、企業の商品やサービスのように、買うメディアを使って積極的に認知させるものではなく、あくまでも企業の信頼を得るためにステークホルダーへしっかりと説明責任を果たせるかどうかが大切なのです。そのために、有効なメディアとしては、「所有するメディア」の充実が必要なのです。

あなたの所有するメディアのCSRコンテンツは充実している?

もしかしたら、「CSRデジタルコミュニケーション入門」の影響もあったのか、最近では、企業ホームページやモバイルサイトのCSRコンテンツページが、SNSボタンや最新記事、動画などで充実しているのを見る機会が増えています。ただし、業界では有名な企業でさえも、残念ながら今だにスマートフォン対応をしていない企業も多い状況です。あなたの会社では、CSRコミュニケーションで重要である企業ホームページ、モバイルサイトは大丈夫でしょうか?

まとめ

CSRコミュニケーションでは「所有するメディア」がしっかりと整備されている必要があります。特に若者はスマートフォンなどでインターネットに接続する機会が増えており、その時に、スマートフォン対応していないことは、全く顧客視点に立っていないことになります。やはりステークホルダー視点でのデジタルコミュニケーションの充実度を図るべきでしょう。来年の予算には、CSRレポートの予算よりもホームページやスマートフォン対応に予算配分を注力してほしいですね。

さて、8月もいよいよ今日で終わりですね。明日からいよいよ2学期開始。CSRコミュニケーション協会では、現在あるプロジェクトも終盤戦。9月中にまとめて理事長から発表があるらしいです。(?)私も、9月からなんだか忙しくなってきそうです。今回はギリギリのブログになってしまいましたが、来月はしっかりとスケジュールを守って投稿します!また、来月お会いしましょう!

※本投稿は個人の見解であり所属する組織・団体を代表するものではありません。

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執筆者:猪又 陽一

東京商工会議所「eco検定アワード」審査委員、2016年第三者意見執筆企業(南海電鉄、アマダホールディングス、リケンテクノス)。早稲田大学理工学部卒業後、ベネッセコーポレーション入社。その後、外資系ネットベンチャーやリクルートエージェント等で新規事業立ち上げ後、大手環境戦略コンサルティング企業に合流。環境・CSR分野における戦略・実行、コミュニケーション、教育など幅広く従事。環境省「優良さんぱいナビ」、企業ウェブ・グランプリ受賞サイト「おしえて!アミタさん」、「CSR JAPAN」をプロデュース。著書:『CSRデジタルコミュニケーション入門』(インプレスR&D、共著)

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